田島 篤 オカリナ・アンサンブル譜
ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲。甘美なメロディーで人気な「アリオーソ」です。アリオーソと
はイタリア語の「アリア」に oso の形容詞が付き「アリア風に」という意味で、アリアよりも小曲の
作品のことを言います。これは曲の長さではなく、繰り返しの多い曲という意味で、同じ旋律が繰り
返されることが特徴とも言えます。この曲は1729年の作品で、後に「チェンバロ協奏曲第5番へ短調
BWV1056」の第二楽章として転用されました。旋律の美しさから、Soloのレパートリーに用いられ
ることが多いようです。
使用楽器と音域:
1. ソプラノF (D5 ~ B♭6)
2. テノールF (D4 ~ B♭5)
3. バスC (A3 ~ F5)
★楽譜の難易度について・・・難易度については、演奏する方によって感じ方が異なるため、便宜上すべて「中級」とさせていただいています。あらかじめご了承ください。
【田島 篤 プロフィール】 指揮者、作・編曲家
フランクフルト音楽大学にて指揮法を学び、ウィーン楽友協会にてデビュー。ドイツ国家演奏家資格を有し、ヨーロッパをはじめ内外のオーケストラと共演。「オカリナDUOうらら」のアレンジャーになった事がきっかけでオカリナの世界で活躍する事になり、Nightオカリナ楽団、同アンサンブルの音楽監督を務め、2014年のホンソン国際コンクールでは自身の楽曲、【オカリナ7重奏のためのソナタ「薫風」】で、総合優勝に導いた。編曲のみならず作曲作品も多く手掛けている。雑誌Ocarinaでは、「基本」を伝えるコーナーを連載し、分かり易く丁寧な指導に定評を得ている。現在、日本オカリナ協会理事長、また日本オカリナアンサンブルコンクールの審査員長を務め、海外のマスタークラスやコンクールの審査員も務める。オカリナ7重奏「Ocarina Delight」では Contrabass奏者として活躍中。